RubyKaigi 2010 に行ってきました
私の言語スキルは
・読める書ける
BASIC、QuickBasic、Pascal、Fortran、RealBasic、Z80アセンブラ、Java、SQL92
・なんとかならないでもない
C、C++、C#、PHP、Python、bash
といったところ。ここ10年は Java べったりです。
最近 Clojure や Scala、Ruby や Python と色々な言語が流行していますね。またスクリプト系言語を操れるとちょこちょこっとした作業が楽だという話を良く聞きます。しかし私は根っからの java 使いでちょっとしたファイル操作でもゴリゴリと Java でコードを書いています。きっとスクリプトならサクサクっと処理できるんだろうなぁ・・などと思いながら。
というわけでスクリプト系言語の見聞を広めるために行ってみました、RubyKaigi!
Java はもう見捨てた!!!とかそういうことではもちろんありません。
場所はつくばの国際会議場で8月27日から8月29日までの三日間。二泊三日でじっくり行ってきました。
・RubyKaigi 2010, August 27-29![]()
RubyKaigi2010の様子
Hello World すら書いたことがない知識レベルです。なので基調講演のしょっぱなから何を話しているのかよく分からないという状態でした。きっとそのうち「あーこのことを言っていたのか」と繋がることを期待しています。
詳しいレポートは詳しい人が書いてくださると思いますので、Java 屋の視点から雑感をざっくり書きたいと思います。
・コミュニティ主導、手作り感豊富
Java は (かつての)Sun Microsystems を中心とする企業群が主体となって規格をまとめてきました。
なので自然と展示会や勉強会なども企業主体であることが多いですが RubyKaigi はとにかくコミュニティ、特に個人個人の努力・熱意の集合であるという感触を強く受けました。
イベントを開催するにあたって協賛企業というものは存在するものの、パンフレットが配られている程度でブースが設けられているわけでもデカデカとロゴがそこかしこに掲げられているわけでもありません。
ボランティアのスタッフがそこかしこを駆け回ってがんばってすばらしいイベントを運営していらっしゃいました。
・案外コミッターが日本人ばかり
ワールドワイドで人気、と評判の Ruby なのでてっきりまつもとゆきひろさん以外はほとんど外国人がメンテナンスをしているのかと思っていました。
しかしコミッターが一同に集結する場面ではほとんどが日本人。これは驚きです。
外国から上がった案件が日本語で議論されてそのままリジェクト、なんてこともあるそうで。コミッターは英語を、そして Ruby を使う外国人は日本語をがんばってお互いに勉強しようね、という雰囲気になっていました。
Java は基本的に英語圏、特にアメリカが中心となっているのに対してこれは衝撃的です。
しかしまつもとゆきひろさんは英語を公用語化するということで話題の楽天のフェロー。英語も堪能らしいのでこれからは開発の効用言語も英語化していったりするのでしょうか?
・Ruby使いはフィボナッチ数列が好き?
いきなり細かい話になりますがあちこちのセッションでフィボナッチ数列を計算するコードが登場していました。Ruby のベンチマークとして有名なのでしょうか?
・gem?
Maven Central Repository にあるライブラリみたいに、どこかにおいてあるライブラリを簡単に取ってきて使えるものを gem と言うみたいです。
しかしバージョンの指定などをしている様子はありません。require なんとか、などと宣言するだけで使えるみたいで名前空間などもあまり気にしなくて良い様子??
よくわかりませんが、ここらへんのユルイ感じがスクリプト言語の文化なのでしょうか。Java屋としては軽いショックです。
補足:
コメントでフォローして頂きましたがバージョン指定をしないと最新版が使われ、明示的にバージョンを指定することもできるとのこと!
・フレームワークが乱立していない
Java はあれでもかこれでもかと Web フレームワークが乱立しています。フレームワークブームに沸いた2000年頃は各社がオープンソースでない独自のフレームワークを抱えて顧客のロックインを狙うという構図もありました。
今でもプロジェクト毎に、または会社毎に採用するフレームワークが異なり求められるスキルセットも異なるという困った状況が起きていますが Ruby で(Web)フレームワークといえば Ruby on Rails。
選択肢がないという点でアーキテクトの腕の見せ所が減るという見方もあるかもしれませんが、Ruby on Rails さえ知っていればとりあえずokというのは良いですね。
・JRuby スゴイ
RubyKaigiのサブイベントとして2日目に JRuby Kaigi というものが開催されました。JRuby 上のアプリを JavaEE と連携させるとか、Hadoop の Map や Reduce を Ruby で書いちゃおうとか面白いセッションばかりでした。
また、JRuby は「Ruby がだいたい動く環境」ではなくRubySpecと呼ばれる Ruby 仕様をほとんど満たしたかなり互換性に気を配った実行環境のようです。
Mac には Ruby が標準で搭載されていますが、Java 屋ですからこれから Ruby を勉強するときには JRuby を使っていこうと思います。
今回はジュンク堂RubyKaigi店というのが臨時出店されていて、本を二冊買いました。
少しずつ覚えていきたいと思います。
・たのしい Ruby 第3番
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・JRuby on Rails 実践開発ガイド(翻訳者の大場夫妻、田中さんにサインして頂きました、感謝!)
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RubyKaigi名物らしい松江ラーメン。Matzサイン入り!
実は風邪気味なところを押して行ったのでちょっと辛かったですが有意義な3日間でした。たぶん来年も行きます!
関連記事:
・RubyKaigi2010 1st day report #rubykaigi2010 - cod.note
・RubyKaigi2010 2nd day レポート - cod.note
・RubyKaigi2010 3rd day レポート - cod.note
・日本Ruby会議2010‐ニコニコ動画(9)
・RubyKaigi 2010 on Vimeo
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